カッコいいマンション名・マンションブランド・マンションポエム広告まとめ

世の中にはたくさんのマンションがあります。その中にはカッコいいマンション名、カッコいいマンションブランドも存在します。名前だけでマンションを買う人は中々いませんが、自分の住むマンションがカッコいい名前であったら尚良いですよね。
今回は、そんなマンション名やブランド、更にマンションのポエム広告についてのお話です。

目次

カッコいいマンション名やマンションブランド

マンションを供給する会社は、その会社独自のマンション名があります。多くの会社は統一したマンション名を付け、ブランド化しようとしいるのです。今回はその中でも代表的なカッコいいマンション名、及びブランドを8例紹介します。皆さんもいくつか聞いた事があると思います。

ライオンズ

もしかしたら一番耳馴染みがあるマンション名かもしれません。マンション販売大手の大京が供給しているマンションです。特徴としては(全てのマンションではありませんが)オレンジテイストのタイルが特徴で、ライオンの石像があるマンションも多いです。

外観を統一する事によって、マンション名だけでなく視覚的にもブランド化を狙っているのです。大京は一時期マンションの供給を爆発的に増やしたので、ライオンズマンションを知っている人は多いです

プラウド

プラウドシリーズは野村不動産が供給するマンションです。テレビCMも積極的に展開しているので、聞いた事がある方も多いのではないでしょうか。テレビCMを見たら分かりますが、テーマは「高級感」です。事実、プランドマンションは価格が相場より高めに設定されている事が多いです。

ただ、外観のデザインや一つ一つの素材は、室内の設備・仕様については最高峰のモノを使用しているので、価格に見合うだけの高級感はあります。

プレミスト

大和ハウス工業のマンションブランドです。「プレミアム」という言葉から付けています。大和ハウス工業は戸建てや倉庫のイメージが強いですが、現在はマンションにも力を入れており、前項で紹介した野村不動産の「プラウド」のような高級志向を目指しています。

ザ・パークハウス

これは三菱地所レジデンスのブランド名です。不動産業界最大手の三菱地所の「マンション」部門ですので、世の中的には有名です。野村不動産の「プラウド」のような、海外リゾートや高級マンションを想起させるというよりは、もっと地に足が付いたようなイメージを想起させます。

だからこそ、「ハウス」という言葉を取り入れているのかもしれません。ただ、「ザ」の枕詞を付ける事によって唯一無二の存在をアピールしています。

パークホームズ

大手不動産会社である三井不動産レジデンシャルのブランド名です。三菱地所レジデンシャルのパークハウスと似てるので良く混乱しがちですが、パークホームズには「都市型マンションのスタンダードになる」というコンセプトがあります。

このコンセプトに則り、ロゴのデザインもスタイリッシュでどこか幾何学的な要素も含まれているように見えます。三井不動産レジデンシャルで言えば、他にも「パークシティ」「パークタワー」というブランドがあり、それぞれコンセプトが異なります。

マンションを供給するディベロッパーには、このようにマンションのコンセプトやエリア、特徴によって名称を分けてブランド化している会社も多いです。

ポレスター

マンションディベロッパーのマリモが展開するマンションブランドです。ポレスターと名付けた理由は、耳に馴染む名前で、子供でも気に入りそうな可愛らしい名前にしたかったとの事です。マリモは主にファミリー向けマンションを供給しているので、その辺りのターゲットを見越してブランド名を考えています。

イニシア

マンションディベロッパーのコスモスイニシアのブランド名です。コスモスイニシアは、昔はリクルートコスモスという名前でリクルートグループでした。そのため、マンション名のイニシアも「イニシアティブ(一歩先を行く)」という意味が込められています。

リクルートは世の中に一歩先の価値を提供することをモットーにしていますので、この「イニシア」という名前には企業理念の意味も込められているようです。

ナイス

マンションディベロッパーの「すてきナイスグループ株式会社」のマンションブランド名です。不動産業界では割と有名なマンションディベロッパーであり、中々インパクトのある社名になっています。主に横浜を中心とした神奈川エリアに特化したディベロッパーです。

ナイスというネーミングと社名を見て頂くと分かる通り、「フレンドリーさ」や「親しみやすさ」を売りにしている会社です。営業マンも名刺の裏に「笑顔がモットー」など、親しみやすい工夫をしている程です。

マンションポエム広告

マンションの広告にはキャッチフレーズがつきものです。「〇〇㎡〇〇万円」などの情報を伝えることは勿論ですが、マンションは毎日生活する場ですので、「夢」を膨らませなければいけません。そのため、情緒的だったり、目を惹くような面白かったりする広告も多いです。次項から具体例を紹介します。

THE TOWERS DAIBA(ザ・タワーズ・台場)

「世界は、空を駆ける人にとってますます狭く、すでにこの星にはどこにもないものなど、そう多く存在しない。だからこそ人は、本物を追い求め、憧れつづける。」

2006年に竣工したオリックス不動産や東急不動産のJV(共同事業)案件です。かなり情緒的で、まさにポエム広告と言って良いでしょう。お台場という立地柄、「空」や「星」などの眺望が良い事を想起させています。湾岸エリアという都心のベッドダウンに安らぎを感じさせる広告です。

レーベン北千住ルミレイズタワー

「天空に舞い踊る星々のトレモロ。人々の営みを物語る地上に散りばめられた灯火のロマネスク。あるいは、早朝のまどろみから朝日に洗われつつ姿を現す都会のエクリチュール」

2013年に竣工したタカラレーベンのマンションです。これも前項と同じように、まさにポエムと言った感じですが、「トレモロ」や「ロマネスク」と言ったような聞きなれない言葉を並べています。一見意味が分からないので、雰囲気を感じ取って欲しいという意図があると思いますが、少々「面白さ」の要素を取り入れているようにも見えます。

北千住という場所は決して「大人気エリア」ではありませんが、利便性が高いので需要があります。このような広告にした一番の意図は敷居を下げる事でしょう。マンションのモデルルームは敷居が高いので、広告をポップにしたり面白くしたりすることによって敷居を下げるのは常套手段です。

ちなみに「トレモロ」とは楽器を小刻みに演奏する技法の事です。また、「ロマネスク」は10世紀前後に西ヨーロッパで広まった古代の建築上の様式です。小説的や空想的という意味もあります。

ウェリス稲毛

「出会ってhugんで育んで。みんなで幸せ『はぐむ』街」

2014年竣工でNTT都市開発が売主であった物件です。見ての通り「育む」と「hug」をかけています。ポエムとしては短文ですが、伝えたいことはストレートに繋がります。この言葉を見て連想するのは、まず「子育て」です。

このようなマンションは子育て世代をターゲットにしています。そのため、みんなが幸せになるようなエリア的な特性(保育園や商業施設など)があったり、マンションに工夫(キッズルームなど)があったりする場合が多いです。このように、ポエムながらもターゲットに合わせて伝えたい事を絞っている広告も多くあります。

THE TOKYO TOWERS(ザ・トーキョー・タワーズ)

「ニューヨーカーがニューヨークを愛するように東京を愛してるって照れずに言えたら東京は変わりはじめる。きっと。」

2008年竣工で再開発会社が主導して建てたマンションです。勝どき駅にある地上58階建てのマンションで、竣工当初は日本で一番高いマンションとして有名でした。湾岸エリアのシンボルタワーと言っても過言ではありません。事実、映画やドラマなどで良くTHE TOKYO TOWERSは、湾岸エリアのカットで映されるマンションです。

東京の中心地からも近いエリアで、当時は湾岸エリアの再開発真っ只中でしたので、「東京」という言葉を強調しています。都心に近いというステータスと、今後東京の顔になりえるエリアという事をアピールしています。

ザ・パークハウス鎌倉若宮大路

「もし由比ヶ浜に海がなくても、私はこの街のくらしを選ぶだろう。」

このポエム広告に込められた狙いは「物件の魅力」です。例えば鎌倉や茅ヶ崎など海に近いエリアは、海をアピールする事が多いです。ただ、鎌倉若宮大路だと、例えば葉山や茅ヶ崎などにネームバリューで負けてしまう事も多いです。

そのため、「海が近いだけでない何かしらの魅力」があるという点をアピールしているのです。例えば、エリア的な要素でも良いですし、マンションの構造や間取り的な要素でも良いです。

パークハウス池田山公園 –白金台の杜–

「さりげなく薫りたつ和の設えに、日本の伝統的な住思想を宿す邸。」

これはエリアと建物の訴求に特化したポエム広告になっています。この広告を見ると、何となく「和」のイメージと、「伝統的で厳か」なイメージが沸きます。エリア柄、地元ではなく広域からの集客も狙っているため、このような広告になっていると考えられます。

マンション名だけではザックリとした場所しか分からない方や、全く場所が分からない方にも、エリアイメージを沸かる事が出来るのです。そこで興味を持ってもらいホームページを見てもらうのが狙いです

まとめ

いかがでしょうか。カッコいいマンション名、マンションブランドには多少ですが「資産価値」があります。カッコいいからと言って資産価値が10%も20%も上がるワケでありませんが、やはり買主の印象は良いです。

例えば、「プラウド〇〇」と言うマンションであれば、マンションを探している人なら「野村不動産のマンション」と気づく方も多いです。そのため、「野村が売主だったなら中古でも安心だな」と思う方も少なからずいます。そういった意味でマンションはブランド力による訴求効果もあるのです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次