マンションを売却する時は、居住中に売却することが多いです。しかし、例えば既に新居が決まっている時や、荷物の大半を処分する時などは空室の状態でマンションを売却することもあります。空室状態でマンションを売却した方が高く売れるとも言われていますが、空室の部屋の価値を上げる方法を知らないといけません。
今回は、そんな空き家状態のマンションを、なるべく高値で売却する方法をご紹介します。
徹底的なクリーニング
まずは徹底的なクリーニングをする事です。
空き家状態で売るメリットの一つは「家具がないため部屋が広く見える」ことですが、その部屋自体が汚れていたら意味がありません。
水周りは要チェック
一番綺麗にしておくべき場所は、キッチン、トイレ、バスルームの「水周り」関係の場所です。生活感が一番気になる所ですし、特に女性は水周りを重視します。水垢などを完全に除去することは難しいですが、出来る限り清潔に保ちましょう。特に換気扇は臭いや汚れが目立ちますので、必ず清掃を行いましょう。
バルコニーは割と汚れている
水周りの次はバルコニーを確認しましょう。普段掃除をしない場所ですが、マンションを見学する方は景色を見るため必ずバルコニーには出ます。ピカピカにすることは難しいですが、排水管を綺麗にしたり、落ち葉やゴミなどを取り除いたりしておきましょう
クリーニング業者
どうしても汚れがひどい場合にはクリーニング業者も検討しましょう。部屋の広さと清掃箇所によって料金は異なりますが、数万円程度出せばある程度のクリーニングは出来ます。
定期的なメンテナンス
つづいて大事になってくるのは定期的なメンテナンスです。出来れば週に1回、少なくとも月に1~2回はメンテナンスをしましょう。物件見学の予約がされているのであれば尚更です。
通風を行う
窓を開けて換気を行いましょう。どうしても部屋に空気がこもってしまうので、独特の臭いがクロスなどに付いてしまいます。
通水を行う
トイレやバスルーム、洗濯機やキッチンなどの配管部分には水が張っています(封水と言います)。この封水は時間が経つと蒸発してしまうので、定期的に水を補給する必要があるのです。特に洗濯機の配管は汚水が通る配管と繋がっているため、封水が切れると臭いが部屋中に立ち込めてしまうので注意しましょう。
清掃を行う
人が住んでいなくても部屋には埃が溜まってしまいます。見学者が来る前には必ず清掃しましょう。空家にする時も、清掃用の道具やゴミ袋は部屋に置いておくようにしましょう。
家具レイアウトのイメージ
空家にする際の唯一のデメリットは、見学者が家具レイアウトのイメージが出来ない事です。家具レイアウトのイメージをしてもらうための2つの対策を紹介します。
間取り図に記入しておく
対策の1つ目は間取り図に家具レイアウトを記入しておくことです。間取り図を印刷してクリアファイルに入れておきましょう。そこに自分が今まで配置していた(もしくは理想の)家具レイアウトを丁寧に書き込みましょう。「ダブルベッド」「二人掛けソファ」など、大きさをイメージできるように書き込むのがコツです。
写真を撮っておく
対策の2つ目は写真を撮っておくことです。今まで自分が住んでいた部屋の様子を、写真に収めておきましょう。実際に家具が配置されている写真を見ると、家具レイアウトのイメージが出来ます。また、写真を撮る際のコツは「なるべく部屋の隅から」「出来れば広角で」撮る事です。その方が、部屋が広く見えるのが理由です。
まとめ
空き家のマンションは、居住中のマンションよりも部屋が広く見えますし、案内しやすいので高く売れやすいです。しかし、メンテナンスを怠ったり、掃除をしなかったりすると、逆に印象は悪くなるので注意しましょう。手間はかかりますが、マンションを高く売るためには上述したようなことは欠かせません。
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