不動産流通業界は長い間「料金」が変わらない珍しい業界でした。どの業界もモノやサービスを売っているため、その「料金」は時代によって変化します。しかし、不動産流通業界のサービスである「仲介」の料金(仲介手数料)は何十年も変わっていなかったのです。
そこにソニー不動産が誕生しました。今までの常識を打ち破った会社です。今までの常識である両手取引に固執せずに不動産を「売りたい人」、「買いたい人」それぞれに寄り添った考え方をする会社なのです。そんなソニー不動産とはどんな会社か?今回はそれがテーマです。
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ソニー不動産とは?
まずは簡単に、ソニー不動産とはどんな会社かを説明します。いわゆる「不動産流通会社」であり、マンション、戸建て、土地の仲介をする会社です。有名な電子機器メーカー「ソニー」のグループ会社として2014年4月に誕生しました。
基本的には対象エリアが決まっていて、一都三県(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)が対象エリアです。ソニー不動産の最大の特徴は、基本は片手取引しかしないという事です。
最大の特徴は「片手取引」
それでは片手取引とは何なのか?まずは両手取引と片手取引の違いからご説明します
両手取引と片手取引の違い
不動産は売主と買主がいます。それを繋ぐのが仲介会社の仕事です。両手取引というのは、売主も買主も自分で見つけてくる事です。例えば、マンションを売りたいAさんがX社にマンションの売却を依頼するとします。X社が購入者を探して、購入者Bさんを見つけて取引を成立させたとします。その場合はAさんからもBさんからも仲介手数料が貰えますので、「両手取引」となります。
一方、違う不動産会社であるZ社がBさんを見つけてきたとしたら、X社はAさんからしか仲介手数料を貰えません。BさんはZ社に仲介手数料を払うからです。これを「片手取引」と言います。
今までの不動産流通業界は、利益が2倍になる両手取引を狙う取引形態が基本でした。しかし、ソニー不動産は、例えAさんとBさんを繋げたとしても、どちら一方からしか(先に依頼した方。この例で言うと売主であるAさん)仲介手数料を貰わないのです。つまり、普通なら両手取引で利益が2倍になることを自ら拒否しているという事になります
なぜソニー不動産は片手取引にこだわるか?
なぞソニー不動産は片手取引にこだわるのでしょうか。それは両手取引の大きなデメリットに目を向けたからです。両手取引のデメリットは二点あります。
落としどころを探る
まず一点目は「売主と買主の希望価格が叶わないケースが多い」という点です。先ほどの例で言うと、Aさんを担当したX社は、出来れば利益が2倍になる両手取引をしたいはずです。ですので、購入検討者のBさんが現れたら、多少値段を下げてでも何とか成約をしたいと思ってしまいます。
つまり、売主と買主の希望価格の中央値で、何とか折り合いを付けようとするのです。例えばAさんは3,000万円で売りたい、Bさんは2,600万円で買いたい、と言った場合には、2800万円で落としどころを探ります。これは売主にとっても買主にとっても決してベストな結果ではありません。
物件の囲い込みをする
二点目は物件の囲い込みです。何とか両手取引をしたいので、検討者が現れても「今商談中なので案内できません」と言って、他社に成約させることを避けるのです。先ほどの例で言うと、Bさんがマンションを買いたいと思いZ社を訪れます。Z社は希望に合う物件を探しAさんのマンションが売り出されているのを発見します。
そうするとZ社は仲介を担当しているX社に「この物件はまだ案内できますか?」という質問をします。X社はこのままZ社に案内をされて契約をしてしまったら片手取引になるので、検討者がいなくても「商談中なので案内出来ません」と返答することがあるのです。これが物件の囲い込みです。
だからソニー不動産は片手取引
両手取引も有りにすると(通常の仲介会社は勿論有りです)、どうしてもこのような営業をする営業マンが出てきてしまいます。それを会社全体で管理するのは不可能に近いです。しかし、上述の通り両手取引を狙いすぎると、お客様にとって不利益になります。
そのため、ソニー不動産では原則「片手取引」に統一したのです。このルールを会社で作れば無理に両手取引を狙う必要がありません。前項の例で言うとAさんの売りたい価格を最優先しますし、当然物件の囲い込みはしません。それが結果的にお客様のために繋がるからです。
仲介手数料の割引
今までは、全ての不動産会社が「両手取引をして利益を2倍にする」と考えていたと思います。そんな業界の常識をしたソニー不動産ですが、もう一つの業界の常識を打ち破ったことがあります。
それは、仲介手数料に関してです。
仲介手数料について
そもそも仲介手数料というのは物件価格ごとに上限が決まっています。
- 物件価格200万円以下:物件価格×5%
- 物件価格が200万円超:物件価格×4%+2万円
- 物件価格が400万円超:物件価格×3%+6万円
上記の物件価格とは税抜き価格の事で、この仲介手数料自体には消費税がかかります。
例えば税抜き物件価格が3,000万円のマンションを仲介したとします。そうなると仲介手数料は「3,000万円×3%+6万円」の金額に消費税を加味して、1,036,800円が仲介手数料になります。
注意点は、この金額はあくまで上限金額であり、このケースの場合は1,036,800円以下であれば、仲介手数料はいくらでも良いのです。しかし、冒頭で言ったように何十年も「料金」が変わっていない業界ですので、ほとんどの不動産会社が上限一杯で請求をします。
ソニー不動産を利用するメリット・デメリット
ソニー不動産の概要や、他の仲介会社と違う点は分かったと思います。ここで、ソニー不動産を利用するメリット・デメリットをまとめてみましょう。
メリット
- 売主の望まない値引きや囲い込みの心配がなくなる
- 出来る限り物件情報はオープンになる(囲い込みをしないため)ので集客に繋がる
- 専任割引で仲介手数料の最大5万円割り引き
このようなメリットがあります。総じて言うと常にお客様目線に立っているという点が共通しています。
デメリット
- 対象となっているエリアが狭い
- 新しい不動産会社なので、ノウハウがなく、地元の業者との結びつきが弱い可能性がある
この二点がデメリットと考えられます。しかし、エリアに関しては利用者が絞られてるだけですので、依頼者にとってはデメリットにはなりません。デメリットとして懸念されるのは、新しい不動産会社だからこそのノウハウと地元との繋がりです。
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新しい会社は何がデメリットなのか?
ソニー不動産を利用するメリットについては、今までの話で分かったと思います。但し、ソニー不動産を利用するべきかどうかは、前項にあげたデメリットに注目しなければいけません。それは新しい会社ならではの弱点は何か?という点です。
ノウハウと地元との繋がり
デメリットで挙げた「繋がり」に関してです。確かに、不動産を売却する時は、そのエリアの知識やそのエリアの不動産会社と繋がりがあった方が良いです。理由は、エリアの知識やノウハウに関しては営業トークに直結するからです。地元の不動産会社との繋がりは、購入希望者を顧客として抱えている可能性があるという理由です。
しかし、今はREINSというネットワークシステムがあります。不動産会社が専任媒介契約か専属専任媒介契約を結んだ時にREINSというネットワークシステムに登録しなければいけないというルールがあります。その登録物件は不動産会社であれば閲覧は可能です。つまり、例え地元の不動産会社と繋がりがなくても、地元の不動産会社はREINSで売り物件を見られます。
そのため、地元不動産会社の顧客に、購入しそうな顧客がいればREINSを見て連絡してくるでしょう。つまり、ソニー不動産が新しい会社であるが故の、「地元不動産会社とのつながり」というデメリットはほとんどないと言えます。
ただ、実際に家を売る「営業マン」に関しては見極める必要があります。しかし、これも歴史のある大手の不動産会社だからと言って、全員がエリアを熟知している優秀な営業マンとは限りません。新人もいるでしょうし、ベテランでも知識がない方はいるはずです。
それ故、結局「新しい会社だから良い営業マンがいない」とはならないため、これも大きなデメリットにはならないでしょう。事実、ソニー不動産は、お客様の総合満足度92.5%※という数字からも分かるように、実際に利用した方の満足度は高いです。
※ソニー不動産の売却仲介または購入仲介サービスを利用してご成約されたお客様を対象に実施したアンケートより
口コミの評価は?
前項ではアンケートを紹介しましたが、実際の口コミはどうでしょうか?
東京都 40代 会社員 築20年3LDKマンションを売却
非常に満足しています。仲介手数料も多少安かったという事もありますが、無駄な値引き交渉には応じなかった印象です。他の不動産会社に査定してもらった時は、「多少の値引きは覚悟してください」と言われましたが、ソニー不動産は粘り強く交渉して結局1円も値引きせずに成約出来ました。
ソニー不動産の特徴である片手取引が功を奏した結果だと思っています。
埼玉県 60代 会社員 築30年一戸建てを売却
定年退職を機に一戸建てを売却してマンションに住み替えました。実際には建物部分の価値はなく土地だけの売却になりましたが、スムーズに売却出来たので良かったです。私が高齢のため、なるべく内見者の案内の時間帯をまとめてくれたり、分かりにくい説明は資料でまとめてくれたりと色々気を遣ってもらいました。
良い営業マンに出会えて良かったです。
千葉県 40代 会社員 土地を売却
親から相続をした神奈川県の土地を売却しました。私は千葉県に住んでいるので、土地がある場所は少し遠方でした。ですので、信頼のおける営業マンに鍵を預けて任せてしまいたいなと思っていたところ、ソニー不動産と出会いました。何よりも利益追求志向でない会社の姿勢に信頼を置けたのが依頼した決め手です。
期待通り、4か月程度でほぼ希望額にて売却出来ました。現地に行ったのも契約時の一回だけで後は完全に任せられたので助かりました。
このように、良い評価の口コミは、会社の姿勢や営業マンの姿勢・営業力を評価している口コミが多いです。
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ソニー不動産が得意なエリアや物件は?
ソニー不動産の魅力を最大限引き出せる人や物件は、「時間を掛けられる人」と「メジャーなエリアの物件」の二点がキーワードだと思います。
一点目の「時間を掛けられる人」ですが、ソニー不動産は良い意味で購入検討者と粘り強く交渉出来ます。しかし、粘り強く交渉するということは値引きに中々応じないという事でもあります。そのため、何かしらの事情があって「早く」売ることにこだわっている方にとっては、ソニー不動産のメリットを最大限活かせない可能性があります。
逆に時間がある方はたっぷりと交渉が出来ますので、ソニー不動産の強みである「片手取引であるが故の粘り強さ」が最大限に活かせると思います。
二点目の「ノウハウが多いところ」についてです。上述した通り、新しい会社だからと言って販売に支障をきたすほどのデメリットはないと思います。しかし、ソニー不動産としてのノウハウが豊富である方が良いのは事実です。だから、そもそも不動産の取引量が多いエリア、路線で言ったら主要駅と呼ばれる駅の方が、ソニー不動産としてのノウハウが多いので良いです。ノウハウがある分、高く、早く売り易いからです。
利用する時の流れ
基本的には他の不動産会社と同じで、以下のような流れになります。
- お問い合わせ(サイト・電話・直接来店)
- 机上査定(これは飛ばすこともできます)
- 訪問査定(営業マンが訪問して1時間程度で査定します)
- 媒介契約
- 売却活動(広告天下、内見、購入申込、価格交渉など)
- 売買契約
- 引渡
まとめ
結論を言うと、ソニー不動産は良い不動産会社です。デメリットらしいデメリットは見当たらず、大きなメリットがあることは明白だからです。色々な不動産会社に査定依頼をして比較をするのが通常ですが、ソニー不動産は必ず選択肢に入れたほうが良いと思います。
もし、A社とソニー不動産の査定額や営業マンの評価が同じであればソニー不動産を選ぶべきです。なぜなら、ソニー不動産はお客様目線であることは会社の方針(片手取引、手数料割引)として明確なので、高く売れる可能性が高いからです。
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